「よく東洋医学ってなんですか?」てきかれますが
きょうは理論的なことも踏まえご紹介したいと思います。
教科書的なことから、自分でいろいろ勉強したことも交えご紹介できればとおもいます
まず、東洋医学には2つの起源があり
南方圏では、揚子江流域で起こり漢方中心とした薬物療法であり
北方圏では、黄河流域に起こった鍼灸療法です
人類の歴史をみても水を求め河を中心に人が集まりそこにコミュニティができ発展しそこからうまれたものですね
日本に伝来したのは6世紀で鍼灸療法が先に伝わったようですね
まあこのへんは当時の中国の文明の中心を考えれば当然という気もしますね
最盛期は江戸時代でその後は皆さんご存じのとおり蘭学が日本に入り、西洋医学が中心となり隅におされていくんですが(笑)
追いやられても、どっこい独自の道を歩み研究を重ねられ現在にいたるんですね
この原理の中に陰陽五行説という自然感ですね
陰・・影
陽・・太陽
の二つに分かれ
五行・・木・火・土・金・水
の5つの気により支配されるという
つまり
人間の身体は自然の一部で、その身体自体小自然であると
だから人間の体も活発な時もあれば、そうでない時もある
そして春夏秋冬があり、栄枯盛衰もあると
この考えは易学なんかにも取り入れられてますね。
そして生命の中心となっている六蔵、肝・心・脾・肺・腎・心包、これらは陰に属し
六腑、胆・小腸・大腸・膀胱・三焦これらは陽に属します。
これらは表裏一体で調和を保ち生命活動を維持している。
というのが根本ですね
これらを踏まえ自然法則に従いこれらの乱れが病を引き起こし自然な状態にもどすこと
まあ、これだけ科学がすすんでいる世の中なかなか受け入れられない考えですが
鍼灸療法を行うものとしては単に合理的、科学的なことが身体的に現れるのも
我々鍼灸師としては直面することがあるのもまた、事実です。