八尾市 寺内町めぐり7 環山楼私塾跡

2022年12月5日 | admin

おはようございます
いっぺんに寒くなりましたね
いやあワールドカップおもしろいですね
まさかのスペイン戦勝利!
そして1位通過!!
クロアチア戦今夜24時からですね
普段は10時には寝るわたくしも
今日はがんばって応援します!
さて
今日は環山楼です
環山楼(かんざんろう)は、
江戸時代中期に八尾寺内町の豪商
石田善右衛門利清が設けた私塾です。
当時は学芸教育が盛んで、
大阪の懐徳堂をはじめとする
学塾が数多く開かれていました。
「環山楼」の名前は、
当地に招かれて講義を行った
京都堀川の儒学者伊藤東涯(いとうとうがい)が、
高安・二上・金剛の山々の景観に
取り囲まれている様子から
命名したものです。
市内には、
麟角堂(りんかくどう)
簷葡舎(えんほしゃ)などの学塾がありましたが
環山楼だけが現存する唯一のもので、
現在の場所に移築保存して公開しています
石田利清
賢明にして弁舌をよくし、
その識才は郷土一円に名高く私淑する者多く
とても賢く言葉巧みでとても慕われていた方のようです
この学舎によってこの辺の方の教養はとても高くなりその功績は
特記すべきとあります
この学舎は創建当初は八尾税務署裏西側付近
通称産屋といわれた地にありましたが、
昭和期に入り付近の公共工事のため三度移築し
八尾小学校敷地内に移されました、
そして昭和五十六年になり八尾小学校校内に
設置されるプ―ル建設工事のため
四度目の移築か廃棄か岐路に立ちましたが、
市内の民間企業や篤志家からの文化財愛護の精神に立ち
寄付が寄せられ整備の上、永く保存することとなり
現在の場所に移されました。