八尾市 寺内町めぐり2常光寺続き

2022年11月2日 | admin

おはようございます
きょうは先日の続きです
この常光寺付近は、
江戸時代初めの元和元年(1615)
『大坂夏の陣』の中心地となり
またもや戦乱に巻き込まれました。
この寺を以心崇伝が抱え寺としていてため
徳川家康が「寺を荒らすな」との制札を発し
心無い雑兵の乱暴を厳重に戒めたため、
寺はなんの被害も受けませんでした。
この戦いで藤堂高虎は、
当寺の廊下で長曽我部家家臣の首改めをしたとのこと。
その廊下の板は
そのまま天井板に上げ今も残っていますが
一面に血の跡がしみついており
『常光寺血天井』として来訪者の目を見張らせています。
そのとき討死した藤堂家家臣七一士の墓も
本堂後ろに並んでいます。
常光寺の境内内側の隅に、
130cm角の方形の巨石があります。
横に
「伝ヘ伝、此礎石ハ豊公大坂城造営ノ際ニオケル残石ナリトテ、
茲ニ之レヲ用フルモノ也、明治39年建之、文字西郷有志者」
と銘があります。
これは豊臣秀吉、大坂城築城の際の残り石だそうです。
かなり歴史のあるまたかかわり深いお寺ですね
毎週土曜日朝には座禅会もされております
そして、なんといっても
盆踊りですね8月23、24に行われ
地蔵盆会の両日の夜には盛大におこなわれます、
常光寺の盆踊りは600年と
いわれる長い間河内地域に定着し、
中河内の盆踊りといえば、先ずは「常光寺の地蔵盆踊り、流し節」
といわれるほど人々に親しまれ
毎年すごいひとでにぎわいます
皆様是非訪れてみては
如何でしょうか